ドヴリーユートロ!(おはようございます)
この記事ではクロアチアの首都・ザグレブの観光名所を紹介します。
最後の項目の『ミロゴイ墓地』以外は、旧市街の中心『イェラチッチ広場』からスタートして→西のカプトル地区→東のゴルニーグラード地区の順番に各観光スポットを並べて紹介しています。
ちょうどそれぞれの名所を下の地図のイェラチッチ広場から反時計回りに回っていき最後にまた広場に戻って来るような構成です。
最後にオススメの観光モデルコースについてもできるだけわかりやすく提案させていただきますね。
この記事のコンテンツ
イェラチッチ総督広場

『イェラチッチ総督広場』はザグレブの中心のような場所です。
朝から夜まで地元の方や観光客であふれていて一番賑わいがあります。
広場には市の観光インフォメーションセンターや土産屋もあります。
上の写真のように後に紹介するザグレブの展望台から見下ろす広場の景色も爽快です。
広場はトラム(路面電車)の駅にもなっているので鮮やかな青いトラムが広場の周りを絶え間なく走っています。
今回はこちらからザグレブ観光をスタートします!
私はザグレブ滞在中に何度もこの広場を通りました。
趣のある可愛らしい広場だと思います。
インフォメーションセンターではザグレブカードを受け取ったり無料の地図を頂いたりしました。
ここから少し南もしくは東へ行けば安いスーパーもあります。
ドラツ市場

イエラチッチ広場の北側にある階段を登ると赤い屋根が印象的な青果市場が広がっています。
先ほどのイエラチッチ広場の写真にも左してに青果市場からはみ出したパラソルが見えますね。
この市場はプロの料理人も買い出しに来る場所で新鮮な果物や野菜を比較的安価なお値段で提供してくださいます。
もちろん観光客も買うことができます。
紙に価格が明示されています。
昼過ぎには店が閉まり始めるし品数や賑わいが落ち着きますので活気のある午前中の訪問がオススメです。
気になることを質問したりしても全然めんどくさそうにせず丁寧に答えてくれました。
クロアチアの中でもいい雰囲気の市場だと思います。
全部見たわけではありませんがどのお店も市場として適正価格のようでした。
イタリアやダルマチア地方の青空市場ではマーケットに見せかけて実は観光客向けの割高な『マーケット風露店』もございますのでご注意ください。
聖母被昇天大聖堂(ザグレブ大聖堂)

13世紀に奉献されたザグレブのランドマークにもなっているカプトル地区の大聖堂です。
ドラツ市場を東へ抜けると徒歩1~2分のところにあります。
というかザグレブ大聖堂は大きくて市場からも目立っているので迷うことはないでしょう。
現在の大聖堂の外見は1880年のザグレブ大地震の後に補修されてできたものです。
大地震はマグニチュードこそ6.3でしたが当時多くの建物が倒壊したそうです。
内部を無料で見学させていただけます。
ザグレブ観光では東のカプトル地区のザグレブ大聖堂と西のゴルニーグラード地区の聖マルコ教会はマストです。
この工事は30年前から着工し始めたらしいのですが改修が進んでいる様子はありません。
石の門
過去には城壁で囲まれていた『自由都市グラデツ(現ゴルニーグラード)』への入口の1つだったトンネルの形状をした門です。
現在はカプトルとゴルニーグラードを結んでいます。
今回の名所案内ではここからゴルニーグラード側に入ることになります。
石の門の見所は小さな礼拝堂に奉られている聖母マリアの像。
この像は1731年の大火事の際にも燃えずに残っていたという伝説が有名です。
大火事でも生き残った聖マリア像にはご利益を授かりたいですね。
聖マルコ教会
聖マルコ教会は13世紀の教会でゴルニーグラード地区のシンボルのような建物です。
教会にしては非常にユニークなデザインの屋根が観光客に人気です。
写真の左側がクロアチア王国・右側がザグレブ市の紋章です。
紋章は地震後の改修工事の際に合わせて付け加えられたそうです。
教会の内部は現在は夏の観光客が多い時期にのみ一般開放されています。
夜のミサの時間には信者の礼拝のために開かれているようです。
石の門からだと西へ徒歩1分。
写真の聖マルコ教会のある聖マルコ広場は大統領府や国会議事堂もあるクロアチア行政の中心でもあります。
大音量のパイプオルガンが生で演奏されていてさながら金田一少年の事件簿でした(笑)
ロトルシュチャック塔
外敵の侵攻をいち早く察知するために建てられた13世紀のやぐらです。
現在は展望台として開かれており観光客に人気があります。
聖マルコ広場からは南へ徒歩3分。
入場料金は20knです。
塔に登らなくても同じような眺望があります。
塔の入場チケットはザグレブカードの適応範囲外なのでご注意ください。
塔から見える景色は「ザグレブの写真撮影スポット」の記事に載せているのでよかったらあとでご確認ください。
世界一短いケーブルカー
全長約60mのケーブルカーで「イリカ通り⇄ロトルシュチャック塔」を行き来しています。
現地では『ウスピニャチャ』と呼ばれています。
ザグレブの旧市街は丘になっており、丘の裾野にあたるイェラチッチ広場やイリカ通りからロトルシュチャック塔や聖マルコ教会の場所まではそこそこの上り坂になっています。
片道4kn(約70円)で利用できます。
ザグレブカードの特典範囲内なのでカード提示によっても何度でも乗ることができます。
ザグレブの旧市街の坂道はずっと歩き続けていると疲れるのでこのケーブルカーは意外と助かりました。
展望台からロープウェーが登ってくる写真もオススメです。
イリカ通り(イリツァ通り)
イリカ通りはイェラチッチ広場から西に伸びる東西の大通りです。
ザグレブのメインストリートの1つで通り沿いにはおしゃれなカフェやレストラン、ハイブランドが立ち並んでいます。
また、建物は基本的には旧来の建造物をリノベーションして利用しているので非常にノスタルジックな雰囲気が残っております。
レトロな建物、青いトラムとそのトラムの軌条、サンセットや雨。様々な構成が考えられます。
観光客に人気のカジュアル洋菓子店『ヴィンツェク』もこの通りにあります。
ザグレブ360°
こちらはイェラチッチ広場から西へすぐのところにある展望台で『ザグレブアイビューポイント』とも呼ばれているようです。
イリカ通り沿いにあります。
360°の名前の通り展望台からはザグレブの旧市街・新市街全部を見渡すことができます。
展望台から見るサンセットも夜景も美しいです。
一番最初のイエラチッチ広場の全景写真もこちらから撮影しました。
オフィスビルの16階が展望台フロアで外の展望デッキの他に屋内フロアにはカフェが併設されております。
カフェも安価なので気軽に楽しむことができます。
フロアへの入場料金は60kn(約1,000円)ですがザグレブカードの利用特典に含まれておりますのでカード所有者はカード提示によって入らせてもらえます。
60knはそこそこのお値段なのでザグレブカードを利用していらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
ザグレブカードのお値段やどのくらいお得なのかについては「ザグレブカードについて」に記事をご確認ください。
ミロゴイ墓地

ミロゴイ墓地は旧市街から北におよそ3kmのところにある墓地公園です。
回廊が美しく観光名所としても人気が高いです。
この記事のトップ画像もこちらで撮影したものです。
行き方はザグレブ大聖堂の近くのバス停から106・201・203・226番のバスで乗車時間はおよそ10分です。
バスはザグレブカード所有者はその特典を利用できます。
ミロゴイ墓地の見学自体は無料です。
こちらで撮った写真は下部リンク集の「ザグレブの写真撮影スポット」の記事にも掲載しておりますので、ぜひ写真も合わせて旅程に入れるかどうかをご検討ください。
【ザグレブ観光モデルコース】

冒頭でもお話ししました通り今回はイエラチッチ広場からスタートして、旧市街西のカプトル地区→東のゴルニーグラード地区→イリカ通りを歩いて広場へと戻ってくる流れで紹介しました。
どうしてカプトルから回っていったのかというと市場へは早い時間帯に行きたいということと、あとは単純にカプトルの方が歴史が古く、また宗教都市ということで先に地元の神様に挨拶をしたほうがいいかなといった理由です。
これからザグレブ観光する方は実際にこの通りに回るのがオススメです。
ザグレブカードが欲しい方はイエラチッチ広場にあるインフォで受け取りすることもできます。
この観光コースで旧市街散策をしたときの目安となる所要時間は3~4時間程度です。
グルメも含めると半日程度はみておきたいですね。
ザグレブ観光で旧市街の外で合わせて訪れたい場所は『ミロゴイ墓地』だったり『ミマラ博物館』など。
実は旧市街には主要な博物館・美術館がございません。
ですからミュージアムにご興味のある方はトラムを利用して南方面へ足を運ぶ必要があります。
といってもトラムで10分程度の近さですので簡単にアクセスすることができます。
その他、東にトラムで25分程度のところに『ザグレブ動物園』もあります。
以上より、ザグレブ旅行では『旧市街観光』は絶対なので、それに加えて『興味のある旧市街外のスポット』をチョイスして旅程を組むと良いのではないでしょうか。
【お役立ちリンク集】
・ザグレブ旅行の基本情報についてまとめています。まずはこちらの記事を読んでいただきたいです。
・観光カード『ザグレブカード』について解説しています。いくら節約できるのかも計算しています。
・人気の展望台『ザグレブ360°』について説明しています。
・ザグレブの風景写真と撮影スポットについて紹介しています。
・記事執筆の際参考にさせていただきました。(Reference)
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