この記事ではクロアチア・スプリットの観光スポット情報についてまとめております。
スプリットにおける定番の観光名所10箇所を網羅して紹介した上で、各観光地が「これからスプリットを訪れる旅行者さんにもオススメかどうか」についても私自身の感想を交えながらお話しさせていただきます。
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ディオクレティアヌス宮殿
スプリット観光といえばずばり『ディオクレティアヌス宮殿』です。
スプリット旧市街の起源はローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿になります。
皇帝の死後から数百年を経たあとその宮殿に一般市民が住みつくようになりました。
宮殿の上にさらに街を築くかたちで現在の複雑に入り組んだ街の形状に至ります。
このような面白い街の成り立ちから宮殿の街全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
「宮殿といえばお城のような建造物がどーんと建っているイメージ」かもしれませんが、スプリットの場合は宮殿の中に旧市街が成り立っていると考えてください。
中に入ると広く感じますが実際のところ宮殿の大きさはおよそ200m四方しかありません。
そして宮殿の中心部にはペリスティル・聖ドムニウス大聖堂・聖イヴァン洗礼堂(ユピテル神殿)・鐘楼などスプリットの観光名所が集まっています。
特定の観光名所とされている場所以外にも多くの遺跡が残っていて面白かったです。
上の写真も中心部から少し離れたツアー客などは通らない場所から撮影しています。
時間がある方は宮殿の中を適当に散策するのもオススメです。
ペリスティル
『ペリスティル』とはスプリット旧市街観光の中心的な広場で日中~夜遅くまでたくさんの観光客で賑わっています。
ここにインフォメーションセンターもございます。
もちろん広場には入るだけなら無料ですが、時間帯によっては広場を囲んでいる石段がレストランの座席になっていることもあります。
ペリスティルの周りには大聖堂の立派な石柱や皇帝がエジプトから持ち帰ったとされるスフィンクス像などの見所があります。
何より広場自体がカッコいいのでスプリット観光では最初に目指したい場所です。
上の写真は早起きして撮りましたが今度は明るさが足りなかったです。
結果的にこの記事のトップ画像のように石柱と鐘楼を煽って撮るのが私的には収まりが良く感じました。
よかったら真似してみてください。
聖ドムニウス大聖堂
現在は「大聖堂」になっていますが、元来はティオクレティアヌス皇帝の霊廟として建設されました。
内部の豪華な装飾の数々はスプリットの宗教芸術の集大成であります。
例えば写真に写っている『聖スタシュの祭壇』はユライ・ダルマティナツが奉献したものになります。
冬季は観光客へは開放されておりません。
ただ、早朝に行くと正面玄関から入れて無料で見学させていただけました。
教会マニアの方は早起きしてスプリットの宝を独り占めしちゃいましょう。
大聖堂自体は小さいので見学はすぐに終わります。
大聖堂の鐘楼
聖ドムニウス大聖堂に併設されている鐘楼です。
鐘楼はからの見晴らしはとっても素晴らしくてスプリットの旧市街からアドリア海~マルヤンの丘を一望することができます。
鐘楼には大聖堂に訪れた際に合わせて登ることを強くオススメします。
ペリティル側にある大聖堂の正面玄関近くに階段への入り口とチケットの売店があります。
人数制限が設けられている時には「大聖堂の正面で順番待ち→チケット購入→階段を登る」こういう流れになります。
ここで少しまとめます!
日帰り観光などで時間がない方にはディオクレティアヌス宮殿内の『ペリスティル』『大聖堂』『鐘楼』の3箇所を回ることをとてもオススメします。
階段はその鐘楼の外観とは裏腹に実は鉄筋の骨組みだけで構成されておりそれがまぁまぁ揺れるし怖かったです。
もしかすると人数制限は不安定な塔が倒壊しないための重量制限なのかもしれません。
景色は本当に最高でした!
今後更新予定の「スプリット・フヴァルの写真スポット」に関する記事もぜひご覧ください。
聖イヴァン洗礼堂
元来はディオクレティアヌス皇帝の時代に神殿として建設されたものが後に改築されて「大聖堂の洗礼室」になったという経緯があります。
冬季には大聖堂同様に閉まっているという情報もあるのでご注意ください。
以上宮殿の中心部、大聖堂・鐘楼・洗礼室の入場料金や周り方のコツについては下記リンクの「宮殿観光とチケットに関する記事」をご確認ください。
宗教のことを知っている人や信者には特別なのかもしれません。
とても小さい場所です。
10秒で見学できます。
宮殿の4つの門
ディオクレティアヌス宮殿には東西南北それぞれに出入口があります。
それらは東西南北の順に銀の門・鉄の門・青銅の門・金の門と呼ばれています。
グーグルマップやmaps.meで表示される英語表記だとそれぞれSilver gate,Iron gate, Bronze gate, Gold gateです。
4つの門それぞれに特色があって楽しむことができます。
東の鉄の門の近くでは青果市場が開かれているのでついてに覗いてみてはいかがでしょうか。
北の門にもGrgur Ninskiの面白い銅像があるのでぜひ。
銅像の親指に触ると幸運に恵まれるとか言われています。
西の門にはヴェネチア時代の市庁舎があるナロドニ広場があります。
宮殿地下の土産ショップ

宮殿の地下は写真のような通路になっておりスーベニアショップがいくつか出店しています。
旧市街の南から南門〜通路〜ペリスティルと続いています。
宮殿の地下をじっくり見学したい方は南側に地下の博物館への入り口があります。
博物館は45kn(約770円)で地下構造に興味のある方にはオススメです。
Riva
スプリットのRiva(海岸沿いの遊歩道)は他のダルマチア地方のRivaの中でも特別広く大きくてとても印象的です。
通り沿いにはお土産屋さんもたくさん並んでいます。
ここでは港町スプリットの空気を存分に満喫することができますよ。
Rivaのレストランでシーフードとビール。
最高ですね!
基本的にRivaにあるお店はとてもおしゃれな雰囲気ですがお値段も20%~50%増しになります。
予算に余裕のある方はRivaでお食事をされることをとてもオススメします。
高過ぎる。。。
でも、好立地でおしゃれなお店だとこんなもんでしょうね。
諦めて帰りました。
考古学博物館
スプリットの『考古学博物館(Arheološki muzej u Splitu)』はクロアチア最古の博物館になります。
館内だけではなく外にも展示がありそちらの展示品も魅力的です。
所狭しと並べられているローマ時代の彫像や石板・石棺が圧巻です。
もしスプリットでミュージアムに寄りたくなったらこちらをオススメします。
足湯にちょうどいいサイズの石櫃がたくさん無造作に積み上げられていてホコリをかぶっていました。
1つ欲しいと思いました。
マルヤンの丘
マルヤンの丘からはスプリットの街を一望することができます。
上の写真で三角形の頂点になっているところがちょうど丘の頂上です。
よく見ると旗が立っているのがわかると思いますが現地に行くととっても大きいクロアチア国旗がカッコよく風になびいています。
頂上まではきつめの上り坂を30分ほど登らないといけませんが中腹の展望台までなら15分ほどで着きます。
ハイキングコースと考えればちょうどいいと思います。
観光する時間や体力に余裕のある方にはオススメです。
頂上でサンセットを撮影してその後中腹の展望デッキからスプリットの夜景を撮影しました。
他のダルマチアの町とは違ってサンセット時に夕日が地平線にタッチするところは見えませんでした。
この時も一人旅だったので友達や恋人とお喋りをしながら登りたかったです!
関連リンク集
■スプリット旅行に関する情報全般についてまとめています。
■ディオクレティアヌス宮殿に絞って周り方やチケットについて解説しています。
■スプリットとフヴァル島の絶景写真だけを集めました。(後日更新予定)
■スプリットの安くて美味しかったレストランを紹介しています。(後日更新予定)
■参考にさせていただきました。(Reference)
Nin-Grgur Ninski