この記事ではスプリットの観光情報全般についてまとめています。
この記事を読んでいただくことでまずはスプリット観光に関する全体のイメージを掴んでいただけると思います。
個別の観光スポットの詳細については他の記事でたくさんの写真と一緒にご説明しておりますのでこの記事を読んだ後に合わせてご確認ください。
スプリットの主な観光名所
スプリットはクロアチアでは首都ザグレブに次ぐ第二の都市でアドリア海に面したダルマチア地方最大の港町でもあります。
日本人の方にはあまり馴染みがないかもしれませんがヨーロッパではドブロヴニクと同じくらい広く知られている観光都市。
そんなスプリットの名所といえば何よりもまずは『ディオクレティアヌス宮殿』です!
ディオクレティアヌスとはローマ皇帝の名前でありディオクレティアヌス宮殿はその皇帝の宮殿。
スプリットは旧市街自体が宮殿の中に造られているという非常に興味深い街です。
上の写真もその宮殿の敷地内。
宮殿を含む歴史的複合施設(旧市街)が世界遺産にリストアップされています。
いわゆる“街全体が世界遺産”というやつです。
宮殿観光の中心は旧市街にある『ペリスティル』と呼ばれる中央広場。
ペリスティルという名前はスプリット観光中覚えておくといいです。
そのペリスティル広場の周りには大聖堂や鐘楼・洗礼室などの観光名所が集まっています。
また、宮殿の東西南北それぞれにある『4つの門』もそれぞれに個性があって人気です。
最も通行量が多いのはスプリット港のある南側の『青銅の門』ですね。
宮殿の東側には宮殿の遺跡とレストランが融合している『クレシミロヴァ通り』があります。
その東の門を抜ければ近くで青空マーケットが開かれています。
地中海やアドリア海沿岸の都市にはRivaと呼ばれる海岸通りがあることが多いです。
スプリットのRivaはとりわけ大きくて見応えがあり『港町スプリット』の空気を存分に満喫することができます。
Rivaのレストランでシーフードとビール。
最高です!
さらに時間と元気のある方には『マルヤンの丘』と呼ばれる旧市街の西側にある山に登ってみることを提案します。
スプリットの街を見渡すことができるマルヤンの丘ウォーキングはアクティブな外国人たちに人気の観光コース。
頂上まで行くには上り坂を30分ほど登らないといけませんが、中腹の展望台までなら旧市街から15分程度でたどり着くことができます。
上の写真はその中腹の展望デッキから見たスプリット湾の夜景です。
まとめます!
スプリット観光ではまずは宮殿の中心『ペリスティル(広場)』を中心に宮殿内を散策するのが第一優先事項。
その他、時間がある方は旧市街もしくはRivaのレストランでシーフードを食べたりビールを飲んだり、丘に登って眺望を楽しむ。
これが一般的なスプリット旅行の楽しみ方です。
スプリットのレストランやスーパー
まずスプリットのレストランについて、
Rivaや宮殿内にあるお店の物価はやや高めの設定です。
特にアドリア海に面したRivaのおしゃれなレストランのお値段には驚きました。
リゾート都市の側面もありますので私のようなバックパッカーには注意が必要です。
しかし一方でスプリットにはたくさんのレストラン・バー・カフェ・ファーストフードが立ち並んでいます。
その分だけ旅行者の食の好みや予算に合う食事も選べるのではないでしょうか。
スプリットでの外食に関しては今後別の記事で「安くて美味しかったオススメのレストラン」をまとめて紹介する予定です。
個人的にスプリットでは外食運が最高でした。
次にスプリットの市街地にはスーパーマーケットについて、
旧市街界隈にも安いスーパーマーケットはございますのでご安心ください。
私がスプリットで一番安く感じたスーパーはクロアチアのスーパーマーケットチェーン『Konzum』です。
私と同じで節約志向の方はぜひ利用してください。
下のマップに表示しているKonzumはホテルの多い旧市街北西部の立地ですので利便性が高いと思います。
宮殿内にもKonzumはありますがお店が小さくなってしまうので、大きくて圧倒的に品揃えが充実していた地図のKonzumがオススメです。
旧市街南側のRivaの近くだと一つ下の地図に載せている『Studenac』というスーパーが比較的マシな価格設定ではありました。
スプリット観光に必要な滞在日数
「スプリット観光には何日必要か?」について私の考えをお話しいたします。
これから旅程を組み立てられる方は参考にしていただければと思います。
先述の通りスプリット観光は『ディオクレティアヌス宮殿』が中心になります。
この四角く囲われた宮殿(旧市街)の面積自体が四方200mとそれほど大きくありません。
(内部構造は複雑で一度入ると広く感じます)
「宮殿の中心部には大聖堂や洗礼所など主要な名所が集まっている」と言いましたが、それらの名所を巡る際には“周遊パスチケット”のようなものを利用できます。
そして、宮殿内の中心地に集まっているそのパスで回れる名所とその他付近の有料・無料のスポットを全部回っても3時間もかかかりません。
さらに、その宮殿観光ツアーに加えてRIVAのレストランに寄ったり、宮殿地下のお土産ショップを物色したりしても半日と少しあれば足ります。
宮殿内はかなり細い道が入り組んでいて距離感が掴みにくいですが、全景自体は本当に小さいので東西南北各所にそびえる『4つの門』も見学することができるでしょう。
したがって、スプリットは日帰り観光が可能ですし、もし一泊二日だとマルヤンの丘に登ることもできちゃいます。
スプリットも夏は暑いので丘には朝早くに登るのがお勧め。
ただし、ここでお話ししているのはあくまでスプリットは日帰り観光が“可能”という話です。
日本人旅行者にとってスプリットで滞在できる時間というのは限られているでしょうから。
ですから、現実的にスプリットの魅力を存分に満喫するためには2泊くらいできれば嬉しいですね。
スプリットはクロアチアのオススメ観光都市!
スプリットはディオクレティアヌス宮殿がとても見ごたえがありますし港の大きなRivaは壮観です。
これはスプリットに限りませんがRivaで飲むビールマジ最高なんです!
レストランの選択肢も多いしスーパーマーケットも十分にあります。
運動をしたい方なんかはマルヤンの丘がちょうどいいピクニックにもなります。
個人的にスプリットで気になった点は人気都市ですのでやや外食のお値段が高いことと、マルヤンの丘からの夜景撮影(掲載の写真)に木が入って微妙になったことくらいです。
クロアチア旅行でスプリットはオススメです!
ぜひドブロヴニクと合わせてどうぞ!
リンク集
■スプリットの観光スポット10カ所をまとめて紹介しています。私の個人的な感想もお話しさせていただいております。
■ディオクレティアヌス宮殿観光に絞ってご紹介しています。先述の「周遊パス」についても解説しております。
■スプリットで私のオススメレストランを紹介しています。(後日更新予定)
■スプリットとフヴァル島の絶景写真だけを集めました。撮影場所情報付き。(後日更新予定)