私は2019年秋にクロアチアを約1ヶ月使って旅行しました。
そして、現在は2020年春のクロアチア旅行の計画を立てている最中です。
これまでクロアチアのバス・鉄道・フェリーの路線・ダイヤを確認したり、料金を比較したり、チケットをとったりをする中で自分の理想通りに旅程を組めないこともありました。
例えば、鉄道を利用しようと思った時にそもそも該当の区間の路線がなかったりです。
正直、西・北欧に比べてしまうと多少は不便に感じることがありました。
この記事ではクロアチアへの個人旅行を計画するときに、移動手段やチケットの予約に関して気をつけた方がいい点について実際に私が計画を立てる時に悩んだ路線の実例を示しながら説明してみようと思います。
後から計画が狂わされることのないように細かい計画を立て始める前に読んでいただきたい内容となっております。
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ザグレブからプリトヴィツェ湖群公園、そしてザダルへ
首都ザグレブから世界遺産にも指定されているプリトヴィツェ国立湖郡公園へのアクセスを調べたときのことです。
私は個人的にできる限りバスよりも鉄道を使って移動したいと思っています。
鉄道の方が車内を歩いたり運動ができるから楽だし、コンパートメントを広く使えたりすることもありますし車窓からの景色には風情があります。
しかし、ザグレブ-プリトヴィツェはバスしかありませんでした。
私はザグレブ・プリトヴィツェの次にダルマチア地方最北端の街ザダルを訪れる計画でした。
プリトヴィツェにはザグレブから日帰り観光される方も多いです。
私もプリトヴィツェは日帰り観光にしていったんザグレブに戻ってから、もしザグレブ-ザダルに鉄道があれば利用したいと考えていました。
しかし、このザグレブ-ザダルにも鉄道は走っていませんでした。
結局のところ私はザグレブ→プリトヴィツェ→ザダルの順にバスで南下しました。
このようにクロアチア旅行では鉄道を使えない場面が頻繁にあります。
リエカからザグレブへの鉄道
2回目のクロアチア旅行の時にクヴァルネル湾の主要都市リエカからザグレブへ北上するときに鉄道を利用しようと考えました。
この区間に鉄道の路線があることは1回目のクロアチア旅行の計画を立てていた時に確認していました。
それでいつも通りヨーロッパの交通機関比較サイトでリエカ→ザグレブの便を検索しましたがなぜか鉄道はヒットしませんでした。
おかしいと思い直接クロアチア鉄道の公式サイトで検索すると1日2便ありました。
このように公式サイトにおいてしか便が表示されないということが他の区間でもおきました。
鉄道を探す時にはクロアチア鉄道の公式サイトから確認するようにしてください。
プーラからリエカへのバス・鉄道
イストゥラ半島最南端の都市プーラからリエカへのアクセスを調べたときのことです。
まず、この区間のバスは1日に何便もあって移動時間は2時間半・料金は90kn(約1,500円)。
次に、鉄道の場合は高速列車が1日2便程度で移動時間は2時間半・料金は65kn(約1,100円)。
クロアチアではバスよりも鉄道の方が料金は安いことがあるようです。
※クロアチア鉄道のプーラ-リエカ路線はクヴァルネル地方に近づいた時にバスに乗り換える必要があります。料金は65knに含まれます。
ザグレブからオシイェクへの鉄道
ザブレグからクロアチア東部に位置するスラヴォニア地方の主要都市オシイェクへは鉄道移動を計画しました。
クロアチア鉄道のサイトで調べたところ便数は1日3便でした。
ここまでご紹介した通り、鉄道はプーラ→リエカは1日2便、リエカ→ザグレブは1日1便でした。
鉄道移動する場合は便数が限定されていますのでそれに合わせて旅程を調整する必要が出てきます。
※正確には鈍行も含めばもう少しだけ便数は増えますが、便によっては絶望的な乗車時間になります。
ダルマチア地方都市間の移動
ダルマチア地方の都市はアドリア海沿岸の都市で、最北端の街がザダル〜クロアチア南部のドブロヴニクが南の主要都市とされています。
私のクロアチア旅行では北→南の順番に『ザダル-シベニク-トロギール-スプリット-フヴァル島-ドブロヴニク』の各都市にたずねて行きました。
全てアドリア海に面した都市ということでせっかくなのでフェリーでの移動についても検討しました。
ただし、フェリーの乗船料金はバスの運賃の倍くらいするようでした。
節約したい方はバスが無難です。
トロギールからスプリットへのフェリー
結局のところ私は後半部分の『トロギール-スプリット-フヴァル島-ドブロヴニク』をフェリーで移動しようと考えました。
予算は大きくなりますがフェリーに乗りたかったからです。
アドリア海クルーズって興味が湧きませんか?
クロアチア旅行では一度くらいフェリーに乗ってみるのがオススメです。
トロギール-スプリト間はたしか1日4便くらいあったと思います。
しかしながら、あいにく私のトロギール出発日には曇天で全便欠航でした。
あのときは雨は降っていなかったのに止まっちゃいました。
ちょっとくらい頑張って欲しいと思ってしまいますが乗客の安全を優先するためでしたら致し方ありません。
フェリーを旅程に加えている方は欠航の場合の対応を考えておいた方がいいでしょう。
このときはバスに切り替えて移動しました。
スプリットからフヴァル島へのフェリー
私がスプリット・フヴァル島を訪れたのは10月でした。
ハイシーズンは過ぎています。
便は「1日1便・週に3日」というダイヤでした。
したがって、計画を立てるときにはまず第一に船がある日を移動日に持ってきました。
もし、これを確認せずに先に宿の予約を取ってしまっていたら、もしかすると後からキャンセルしなければならなくなったり旅程が狂ってしまうかもしれません。
夏以外に訪れるときはフェリーの運行状況を必ず先に確認してから移動日の設定をするようにしましょう。
その移動日に合わせてホテルの予約(滞在日)などを調整する必要があります。
ハイシーズンだったとしても念の為フェリーの運行状況だけは先に確認するのが安心ですね。
ただしそれ以上にハイシーズンは直前の予約が取れないことに注意しましょう。
ヴェネチア-イストゥラ半島へのフェリー
春の旅行ではイタリアの超人気観光都市ヴェネチアからスロベニアのピランもしくはクロアチアのイストゥラ半島へフェリーで移動しようと考えました。
このときも単純にフェリーに乗りたかったからです。
先に説明した通り、私も旅行の計画を立て始めたときに事前に各フェリー会社をあたってみるとどちらの会社でも1月~4月のフェリーはありませんでした。
フェリーの運行状況を先に確認してから計画を立てようと話しましたが、
そもそもオフシーズンはフェリーがありません。
結局のところこのときは『ベネチア→ピラン』が最早で5月1日の便があったのでその日を移動日に設定することにしました。
もし仮に旅行期間があらかじめ固定されていて4月しか行けないといった場合はフェリーを諦めてバスでの移動を検討する必要があります。
また、イタリア鉄道ではベネチア→ピラン・イストゥラ半島へは行けないようです。
私が確認した時にはトリエステが終点でした。
さいごに、フェリーにも早割がありました。
ベネチア→ピラン便は冬割ということで1月中にブッキングすると30%くらい安くチケットが買えました。
以上の内容があなた様のクロアチア旅行計画の一助になれば幸いです。
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